平成30年のプロ野球ペナントレースもほぼ終わり、舞台はクライマックスシリーズへと向かっていますが、シーズンオフが近づくと話題となるのがプロ野球界の人事です。引退や戦力外などいくつかニュースになっている中、多くの人が驚いたのが阪神タイガース金本監督の電撃辞任です。シーズン中から来季の続投の方針が打ち出され、最下位が確定した10月の初旬にも球団幹部による続投が明言されていました。しかし、就任1年目には4位、2年目は2位と成績を上げて、期待されつつ今季から新たに複数年契約を結んでいたにも関わらず、シーズン最終戦終了後に自ら辞任を申し出ました。

その背景にあるものは最下位になってしまったことはもちろんですが、「仲良し内閣」と陰で噂されていた自分と昵懇の人材で固めた首脳陣と選手間の意思疎通が十分でなかったことや、就任当初から挙げていた「若手育成」というテーマを達成できなかったことと推測されます。若い選手を積極的に起用してはいましたが、年間を通して活躍した若手選手はほとんどおらず、実際、昭和的な根性論を提唱する金本監督のやり方に、現代の若い選手が合わなかったと分析する評論家も多く見受けられます。大金を投じて得た外国人選手も失敗に終わり、首脳陣と選手間の溝が深まった今シーズンの結果、自ら責任を取ったことはある意味当然なのかもしれません。